領域12 インフォーマルミーティング 議事録

日本物理学会2013年秋季大会 KP 会場 （徳島大学）

日時：2013年9月27日 17:30 – 19:00

出席者：　計28名

司会：渡辺 純二 領域代表

書記：芝　隼人

議題

(1) 次期副代表の選出報告（代表）

　昨４月に運営委員の間で協議した結果、H26.4-H27.3領域１２副代表として福田順一氏に対する推薦が運営委員よりあった旨、説明された。各領域関連メーリングリストに候補者として周知の上、承認された旨報告があった。

　次回以降は３月の年次大会でのIMにて承認を取ることとする。

　

(2) 次々期運営委員の承認（代表）

　渡辺領域代表により、運営委員の交代について説明があった。9月で任期満了の向井貞篤氏（京大ERATO）、辰巳創一氏（東工大理）、山口真理子氏（奈良先端大）にかわり、柳澤実穂氏（九大理）、栗田玲氏（首都大理工）、石原秀至氏（東大総合文化）の３名が就く旨の確認があった。また、H26.4-H27.3 の運営委員として和田浩史氏（立命館大理工）、千葉綾乃氏（慶応大理工）、寺田智樹氏（名大工）が来年4月からの運営委員に就くことが承認された。

(3) 領域委員会（2013/5/22）の報告（代表）

　各領域から提案されたシンポジウム、企画講演、招待講演の総合調整が行われた。また、招待講演が単なる退職記念講演とならないように、企画の妥当性について各領域内でチェックを行って欲しい旨依頼があったことが説明された。

さらに、議題となった下記の事項について報告・議論があった。

　[1] 学会での発表内容のアップロードサーバー等の設置について

　著作権関係の手続き的問題、海外他学会の現状などについて参加者より意見があった。領域１２としては強くは希望しないが、運用を検討するのならば検討することとする。

　[2] 若手奨励賞の募集告知について

奨励賞をはじめとする、領域メンバー向けのアナウンスが迅速に広く伝わっているかについて、領域内での検討を求められた。領域１２としては現状である程度良いが、改善の余地については運営委員間で議論する。

　[3] 領域活性化予算について

領域活性化のために代表・副代表・運営委員等が集まる必要があれば、旅費の補助を物理学会に申請できる。ただし、会場は原則として東京湯島の学会事務局に限るとともに、単にシンポジウムなどの検討を行うなどの用務による申請は認められない。

　[4] 物性領域略称について（後述）

　

(4) 若手奨励賞、今年度の状況など（審査委員長）

　 岡本審査委員長より、今年度の応募状況(13件)・審査の状況、前回で任期満了の審査員一覧、領域細則の変更、について説明があった。応募形式は今年度からHPにアップロードする形式に変えた。

(5) キーワードの改正　【参考資料】

　キーワード編成について辰巳・光武、両運営委員より説明が行われた。また、キーワードの選択方法の変更について、資料に基づき説明があった。【10/11追記：議論になったキーワードの削除・統合に関しては、過去五年間に選択されたキーワードの分布の時系列変化を参考にしながら、参加者が議論した。】

　IM 前に事前に提案のあった「非線形」「非平衡」「クラスター」の３つを、第三キーワードに追加する他、当日の議論で「脳・神経」も加えることとした。

　第三キーワードの「ダイナミクス」は選ぶ人の数が多く、２割の人が選択する。削除の影響は大きいとの意見が事前に寄せられたが、第三キーワードとしてこれだけを選択する人を減らす趣旨から削除の上様子を見ることとした。

　また対象で整理する観点から、「両親媒性分子」を第一キーワードとし、「界面」は第三キーワードに移動する。

　　主な質疑・議論：

　　「アクティブマター」の他領域への周知→考えていない

　　「光散乱・光応答」は一緒にするのか。また領域10 X線・粒子線分科との関係は → 比較的お互い質疑が出やすい・領域12でも発表できることを示す必要がある。

　　「神経・脳」が第一から消えた→第三に明示的に加える

　　「構造・レオロジー」とは？→削除される複雑液体をより狭くした受け皿

　また、関連して合同セッションについての意見交換がなされた。

　　

[注] IMの議論に基づき後に運営委員間で検討の結果、「磁気共鳴・磁気応答」を「NMR・ESR」に変更して残す対応をすることにした。

(6) 領域12 分野名の検討（代表）

　理事会から、領域略称を５文字で制定する以前の案を改め、分野名を記す形で再検討を行う依頼があったことが領域代表より説明された（関連文書）。具体的名称については随時変更可能なものであり固定化を目指したものではない。

　意味で全てを表すことができるのは現状３つ併置の「ソフトマター物理・化学物理・生物物理」であるという意見が大勢との認識で一致し、これを基本として理事会へ提案することが承認された。

(7) 春の学会（2014年3月）シンポジウム等の提案（提案者）

　シンポジウム１件の提案予定に加え、１件の提案構想が参加者より提出された。

以上