日本物理学会2015年秋季大会

領域12 インフォーマルミーティング 議事録

                      

                                               書記:奥村久士(分子研)

 

 

日時:9月17日(木)12:30−13:30

場所:CU会場

 

1)代表、副代表、運営委員について

現在の代表は福田順一氏(産総研)、副代表は高須昌子氏(東京薬科大生命科学)である。任期は20154月〜20163月である。

20164月より代表は高須昌子氏(東京薬科大生命科学)、副代表は副代表は杉田有治氏(理研)となり、任期は20164月〜20173月である。

201510月〜20163月の運営委員は以下となる。

ソフトマター:及川典子氏(首都大理工)、任期20154月〜20163
住野豊氏(東京理科大理)、任期201510月〜20169

化学物理:  古府麻衣子氏(東大物性研)、任期20154月〜20163
川楓メ史氏(名大理)、任期201510月〜20169

生物物理:  奥村久士氏(分子研)、任期20154月〜20163
斉藤稔氏(東大総文)、任期201510月〜20169

次々期運営委員(任期20164月〜20173月)は以下の三名が推薦され、承認された。

ソフトマター:吉岡潤氏(早稲田大)

化学物理: 客野遥氏(神奈川大)

生物物理: 森河良太氏(東京薬科大)

 

2)領域委員会(521日)の報告事項(福田代表)

2-1) 概要集について
概要集原稿のダウンロードは、WebとDVDともに1講演1pdfファイルとなっているが、これを複数の講演を1つのpdfファイルに収めてダウンロードできるように変更するとの説明が福田代表からあった。
(理由)
現在、概要集原稿のダウンロードは、最大30件までのダウンロードとなっているが、ダウンロードされる原稿は1講演ごと1pdfファイルとなっている。そのため連続する講演の概要を閲覧したい場合は不便である。これを解消するため、複数の講演を1つのpdfファイルにまとめる。現在検討中なのは、例えば1つのセッション(1領域、半日)に含まれる概要原稿を1つのpdfファイルにまとめるというものである。
(問題点)
1.pdf結合のための新たな予算が必要となる。
2.電子化されたものなので、無断の複製・配布が非常に簡単になる。 (以前の冊子による概要集の場合にも、コピーすれば無断で配布できるという点では同じだが、電子化されることによって格段に気楽にコピー配布が可能となる) この無断複製・配布によって、概要集の販売数が激減しないかという懸念がある。

概要集のDVDを、事前申込者に大会終了後ではなく、大会前(1〜2週間前)に到着するように変更するという案もあったが領域委員会で反対が多く採択されなかったとのことである。
この説明に関連して、概要集代を参加費に含めてほしいという意見が出された。DVDよりUSBの方がいいという意見も出された。

2-2) 若手奨励賞について
現在、受賞回数について過去に本賞受賞経歴がある者の再受賞は認めないこととなっている。また、申請時に自薦による複数領域に応募は認めない。他薦により複数領域で候補者となった場合は候補者が一つの領域を選択するものとするが、本規定等により受賞候補辞退者が出た場合でも、それによる繰り上がり受賞はない。しかし、上記では他薦による複数推薦があり、複数領域で「受賞候補者」となった場合、どちらかの領域での「受賞候補」の取り下げが必要となってしまう。そこで、各領域で審査に入る前に「選考対象者名簿」を事務局に送付していただき、対象者に重複がない事を事務局で確認してから、各領域で審査に入っていただく事にすればよいのではないかという事になっている。これを「他薦による複数領域での同時受賞を認める」という前提で変更を行うことになった。
この説明に関連し、若手賞について1つが自薦、1つが他薦の場合についてはどうするのかという質問があった。これについては領域委員会での議論がなかったので、今度の領域委員会で話題にあげていただくことになった。

2-3) その他
核物理領域から学部学生ポスターセッションのパイロット事業が第71回年次大会での開催を目指して提案された。将来、物性の方にも依頼がくるかもしれない。
2016年4月に日本物理学会設立70周年をむかえる。その事業についてどうするか議論したとの報告があった。

 

3)若手奨励賞の今年度の状況・任期終了委員名についての報告

若手奨励賞審査委員長の横島智氏(東京薬科大)から今回は7件の応募があり、現在審査中であるとの報告があった。

今回で任期を終了される委員名について報告があった。
岡本祐幸氏(名大理)
多辺由佳氏(早大先進理工)
山室修氏(東大物性研)
金子邦彦氏(東大総文)

 

4)春の学会(20163月)シンポジウム等の提案

冨樫祐一氏(広島大学)からドイツ・フリッツハーバー研究所のAlexander S. Mikhailov氏に招待講演もしくはチュートリアル講演をお願いできる可能性がある旨、説明があった。

5)その他

5-1) 拡大物性委員会について
今回は9月16日18:00にCF会場で開催された。今後17:30あるいは17:00に開催時間を早めるとプログラム編成上問題ないか議論し、問題ないとの意見で一致した。

5-2) 若手奨励賞の上限人数について
現在(第10-12回)、領域12の上限人数は2。上限は過去3年の年次大会の占有率によって決定される。領域12の占有率は4.79。上限人数が3人になるのに必要な占有率は4.84。あともう少しなので占有率をあげるべく年次大会でもっと発表をしてほしいとのお願いが福田代表からあった。

5-3) ガラスの合同セッションについて
ガラスの合同セッションで発表したくない人もいる。今回は全員合同セッションにいれたが、合同を希望していない人をどうするか議論した。他にアクティブマターや生物合同でも似た問題がある。領域委員会でどうするか議論していただくことにした。