領域12 インフォーマルミーティング 議事録
文責:吉森明(新潟大学)
3月27日(金)∼4月7日(火)にメーリングリスト(CPML、BPML、soft_matter)およびホームページで議論した。
目次
現在(2019年4月∼2020年3月)の領域代表、領域副代表、次期副代表は、
である。次期(2020年4月∼2021年3月)は、
甲賀 研一郎先生(岡山大学)
が推薦され、承認された。
現在は、ソフトマター物理、化学物理、生物物理の順で、
2019年4月-2020年3月 | 平岩徹也氏(シンガポール国立大学) | 水野英如氏 (東大) | 鳥谷部祥一氏(東北大) |
2019年10月-2020年9月 | 佐々木裕司氏(北大) | 木村明洋氏(名大) | 永井健氏(北陸先端大) |
2020年4月-2021年3月 | 谷茉莉氏(首都大学) | 斎藤真器名氏(京大) | 畠山哲央氏(東大) |
となっている。
次次期運営委員(2020年10月-2021年9月)に関して提案があり承認された。
領域代表から以下の報告があった。
◯ 報告
特に(2)については、前回のインフォーマルミーティングで問題になった点があったので、発言した。
● プログラム冊子を廃止した目的は何か
回答: 主に次の二つがある。
● 関連して学会のプログラム編成について改革が進められているが、ポスター発表を増やすために、口頭発表で申し込んでいるのに、ポスターにまわすような事は止めて欲しい。
回答: 今の所そのような事は考えていない。特に今進めているのは、総合講演と一般講演をパラレルにするのを2021年の年会から考えている。
また、領域13から記録の確保として資料を残して欲しいとの要望があり、冊子体もつくるとの回答があった。
◯ 審議
物理学会から英語対応について話し合うよう依頼があった。具体的には、
という規則をつくることについて意見が求められている。
これらについては、様々な意見があり得るので、現地開催のインフォーマルミーティングできちんと話し合う必要があるとして、領域12では
「英語対応については、次回の領域会議ではなく、秋の領域会議で決定して欲しい」
と次回の領域会議で提案する原案が出され認められた。
ただし、以下の意見が出された。
私も、学会での発表の英語化には反対します。学生の発表奨励の観点からからです。今後の入試制度の変更により、状況が変わっていく可能性はあると思いますが、現状では時期尚早と考えます。よろしくお願いします。
慶応大学の千葉先生から2020年秋季大会のシンポジウムとして、以下の提案があり承認された。
[2020年秋季大会シンポジウムの提案]
シンポジウムタイトル:
液体系における新しい排除体積の役割(仮題)
内容:
低分子液体から、高分子溶液、コロイド系、粉体系まで、粒子が混み合った系における物理現象を概観したい。
講演予定者:
甲賀研一郎さん(岡山大・教授)、長田裕也さん(北大・特任准教授)、
稲垣紫緒さん(九大・准教授)、岩下靖孝さん(京産大・准教授)、
吉留崇さん(東北大・助教)、前多裕介さん(九大・准教授)、
千葉文野(慶大・専任講師)(千葉は「はじめに」を担当)。
他に一人増えるかもしれません。(講演順は今後、再編成します)
現在、領域12では、領域11と、ガラス、アクティブマター、生物の3つの合同セッションを行っている。合同セッションには、主領域と副領域があるが、近年、担当について、混乱があるので、明文化したルールが必要と考えられている。その点を踏まえ、運営委員から以下の提案がされ承認された。
「秋の学会のインフォーマルミーティングにおいて、領域11と領域12で毎回主領域を交代することを提案し、その是非について領域12側での意見をまとめる。」
名古屋大学の笹井先生から、以下の報告があった。
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IUPAP C6委員会からの報告(笹井)
(1) 報告の目的
IUPAP C6委員会での活動を紹介して、領域12の皆様のご協力をお願いする趣旨です。
ご質問は笹井 (masakisasai(a)nagoya-u.jp)まで (アドレス中の(a)は@)
(2) IUPAP C6委員会とは何か
International Union of Pure and Applied Physics(国際純粋及び応用物理学連合)
は各国の物理学会や科学アカデミーの国際的な連合組織なのですが、
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/14/4/14_4_4_92/_pdf/-char/ja
http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/bkriupap/20041214/gakujutsu_report_20050106.pdf
IUPAPは物理学会の領域みたいに分野ごとに委員会(commission)に分かれています。
https://iupap.org/commissions/
領域12に関係の深いcommissionとしてC6 (Biological Physics)という委員会があるのですが、
これは、最初の委員長だったHans Frauenfelderが中心になって、1990年に新しい委員会
として組織されたものです。発足当時から郷信広先生が委員を務められ、
その後、伏見譲、吉川研一先生の参加を経て、現在は笹井が日本からの委員として参加しています。
IUPAPへの日本からの参加の母体となっているのは、
日本学術会議の物理学委員会・総合工学委員会合同IUPAP分科会というところです。
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/bunya/buturi/index.html
2.上記の会議に続いて、統計力学の国際会議Statphys28がパシフィコ横浜で
2022年7月25−29日に開催される予定です。
Statphys28とICBP2022の間で連携を取る方向で調整中。
3.Young Scientist Prizeを3人程度選んでICBPで表彰の予定。
募集は2021にアナウンス予定。日本からも多くの推薦をお願いいたします。
4.シニアな研究者を表彰する賞を新設する計画中。
(手本としているのはStatphysのBoltzmann medal)
Schroedinger medal on Biological Physicsというような感じの名前になりそう。
募集は2021となりそうですが、日本からも推薦できればよいと思います。
5.IUPAP委員の改選(任期3年)は2020年10月の北京での会議で決定の予定
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