物理学会領域12 キーワード改正(2021秋、2022春)についての備忘録

2023年3月20日 領域12運営委員(前運営委員を含む)

2021年秋季大会、2022年年次大会においていくつかの応募キーワードの統廃合が提案された。 このページは将来の議論の際にこの提案理由・採否理由を参照できるようにするためのものである。

該当するインフォーマルミーティング議事録

も参照されたい。


キーワードの統廃合の提案は以下の理由による:

  1. 物理学会におけるプログラム編集上の実情に沿っていない紛らわしいキーワードがあり整理が必要である。
    • 例: ある第一キーワードに紐づく分野について、「実際は他の第一キーワードのほうが該当分野の申し込みが多く適切なセッション割り振られることが慣習的に知られている」という状況があり、「知らずに申し込むと不適切なセッションに割り振られる」という不利益が生じうるので統合すべきである。
  2. 申込数が少なくセッションとして成立しない状態が何年も続いており、第一キーワードとしての意義が薄いものがある。
  3. 融合分野の第一キーワードについて、数が少なくセッションが成立しないと三分野のどれかに割り振ることになるが、申し込み情報だけで運営委員が分野を決定するのは難しい。結果的に、申込者の意図と違う分野に割り当てられることがあるため、恒常的に申込数の少ない融合分野は廃止したほうが講演者と聴衆にとって望ましいプログラム編成ができる。
    • 例: 光合成・光生物は生物物理の色が強く聞こえるが、歴史的に化学物理のアプローチも多く割り振りの判断は容易とは限らない。

過去の議論や申し込み情報の収集・調査を行い精査した結果、 (1)に基づく提案は可決されたが、(2)は慎重に議論したうえで個々のキーワードについて採否が決められ、(3)は採用されなかった。これは、以下の理由による:

ただし、あまりにも申し込みがなく意義を保てない第一キーワードは一定の基準で削除や第三キーワードへの変更が必要だろうし、また逆に第一キーワードを増やしていく議論もあっても良いだろう。 特に融合分野の扱いについてはインフォーマルミーティング議事録でも継続審議となっており、運営委員で更なる議論が必要ということになっている。
[最終更新日:2023年3月20日]